地元アーティストの紹介①　～【旭川美少女図鑑に選ばれデビュー】浅井未歩～ -彩芽の音楽だより-

はじめに
浅井未歩って、どんな方？弟の情報も
「歌手になりたい！」という夢
舞台の裏方や事務員で仕事をしていた20代前半と旭川歌姫発掘プロジェクト
ゼロから始まった「ココロノトビラ」
浅井未歩さんファミリーと知り合う
あまり話したくないことだが…
その後

はじめに

こんばんは、吉田彩芽です！

いよいよ今週もはじまりました。有名アーティストの曲をほぼ弾き尽し、これからはこういった地元で活躍しているアーティストさんについて紹介する機会も増やしていこうかと思っています。

今週紹介するアーティストは、自分と同じ旭川市出身で、現在は江別市在住の女性歌手・浅井未歩さんです。

浅井未歩って、どんな方？弟の情報も

彼女は昭和59年10月24日、自衛隊の父と専業主婦の母の間に長女として生まれますが、4年後に誕生した弟が発達障害を持っており、精神的にしんどかった時期や物足りなさもあったそう。

ちなみに彼女の弟の障害は、知的障害を伴う自閉症で自分と似たようなタイプです。

飛び跳ねたり、大きな声を出して暴れることがあったため、自分の幼少期と重なり合う部分が所々出てきます。

もちろん、ちゃんとした会話ができない部分もそっくりでした（現在は自分も彼も会話できるようになっています）。

それでも、彼女は弟を大切にし、しっかりとした人生を歩んでいます。

しかし、彼女が小さいころは知的障害を持っている方に対しての理解が広まっていなかったらしく、たくさん人がいる場所で弟が変な行動をすれば刺さるような目線で見てくる人たちもいたそうですが、彼は全く気付いてなかったかもしれません。

なぜそう言い切れるかというと、自分も同じことをしてそういった経験を持っているから。

同年代のお友達に馴染めないところも自分とそっくり。

彼女の弟の10年以上後に生まれた自分も障害を持って同じような経験をした者同士。しかもその姉である彼女の両親とも知り合っているためなぜか気持ちが分かる。

「歌手になりたい！」という夢

彼女が歌手になるきっかけを作ったのがドリカムのコンサートで、ボーカル吉田美和さんの歌声に心を打たれたそう。歌を聞いて涙を流したのもこの時が初めて。

彼女が歌手になるきっかけを作ったDREAMS COME TRUE。左にいるのがボーカル・吉田美和さん

その翌日から家の風呂場が彼女の歌唱ステージになり、小学校の卒業文集にも「将来は歌手になりたい！」と書いたくらいだが、馬鹿にされたり否定される場面がたくさん出てくるなど、ショックを受けた経験も持っている。

それだけに止まらず、夢ややりたいことを話すことが怖くなり誰にも話さなくなってしまった時期もあったそう。

誰にもバレないようにオーディションを受けたりデモテープを送ったりもしたが、良い結果に結びつかず20歳の頃に一度諦めているよう。

浅井未歩さんが影響を受けたアーティスト

↓

ayamey141.hatenablog.com

舞台の裏方や事務員で仕事をしていた20代前半と旭川歌姫発掘プロジェクト

その後の話は本人と彼女のご両親などから聞いているため知っていることが多いのですが、聞いた話も含め皆さんに説明したいと思います。

彼女が20代前半の頃は舞台の裏方や事務員の仕事をしていたが、25歳の頃にまた歌手になりたいと夢を持ち、母の勧めもあって歌手のオーディションを受ける決意をした。

オーディション名は「旭川歌姫発掘プロジェクト」で、主催は旭川美少女図鑑。

そのオーディションに向け、連日カラオケに通い歌の練習をしたり、うまくなる方法やコツなどを調べ、準備を進めた。

そして、最終審査の当日。

練習通りの力を出し切れていないことを自覚しつつも、頑張って歌っていたらいきなり音源が止まり、一度退場する羽目になった。

ダメかと思ったその時…、たまたまオーディション会場に同じカラオケ音源を持っている方がいて、その音源を使い2回目のチャンスを迎える。

今度はリラックスして歌うことができ見事合格！おめでとう、とうとう夢が叶ったね！

ゼロから始まった「ココロノトビラ」

合格後はデビューに向けオリジナル曲を作るところから始まった。作詞はこの時が初めて。本人曰くわからないところだらけで投げやりになってしまう瞬間があったそうだが、私にはそういった部分を感じさせないような歌詞に仕上がっています。それも彼女が真剣に向き合ってきたからであり、それでこそ作れる歌詞となっています。

今回演奏するのがまさに彼女のデビュー曲！曲名は「ココロノトビラ」。この曲は2010年12月に配信され、レコチョクやiTunes・Amazon.co.jpなどで販売されています。それを今回は私のピアノでアレンジしましたので、こちらの音源をお聞きください。

浅井未歩さんファミリーと知り合う

個人でお会いしたのは、それからおよそ6年4か月後の2017年4月に札幌で開かれた「そこからつながる音楽ライブ」というイベントです。その日は彼女の両親と弟もいて飲み物をごちそうしてもらったのを覚えています。その日の私の昼食は祖母の手作り弁当でした。

しかし、彼女の母とはこのイベントが開かれる半年以上前にもお会いしています。それは、新型コロナウイルスが流行し始めるまで毎年秋に開かれていた「北の恵み　食べマルシェ」というイベントです。その当時私は高校生だったので外出もほぼ毎日といっていいほどしてたし、帰るのが面倒なくらいでした。

あまり話したくないことだが…

2017年4月に開催された某イベントから半年後に彼女の父親が骨折で入院した時には私もかなり心配でお見舞いに行ったほどです。当時はベットから起き上がるにも一苦労するくらい腰が痛かったようですが、手術とポジティブな気持ち・皆さんの応援のおかげで、歩行器を使って少しずつ歩けるようになり、退院前にはベッドの上に座って新聞を読めるようになるまでに回復いたしました。悲しくて思い出したくないかもしれませんが、大変でしたね…。

もし当たり所が悪ければ歩けなくなったり、命に関わる恐れもあるのでみなさん事故には気を付けてください！